八幡山公園通りを散策していると県庁前通りとの交差点に差し掛かった時、左側に芝生の広い空地があります。県庁前通りを通る度に昔何が建っていた場所か思い出せず気になっていました。気になっているままの通っている方もいるかもしれません。八幡山公園通り地区のまちづくり勉強会に参加した時に栃木会館の旧館と新館が建っていた場所だと知り懐かしく思いました。
昔栃木会館はコンサートホールとオフィスがある複合施設で、旧館が1955年(昭和30年)に落成され1963年(昭和38年)には新館が落成、結婚式場があったことは知りませんでした。今では各市町村に会館やホールがありますが、栃木県の会館の先駆けだったようです。1991年に栃木県総合文化センターが完成して大ホールが閉鎖、老朽化のため2016年に取り壊されています。
現在は元栃木会館敷地と呼ばれて、物販、宣伝、展示会などのイベントなどで貸し出しされています。ケンチョウランチというキッチンカーが集まるイベントが行われていたり、まちらぼ 栃木県県有施設利活用研究会が主催する「栃木県庁ナイトマルシェ」が行われているとまちづくり勉強会で聞きました。県内のグルメや子どもが楽しめる体験型ワークショップ、音楽や大道芸のステージもあって楽しめそうです。栃木県庁ナイトマルシェは次回11月7日(金)に行われるとインスタで見ましたので行ってみたいと思います。
今後、八幡山公園通り地区のまちづくりが行われていきますが、県庁前芝生広場(旧栃木会館跡地)はずっと芝生広場のままなのでしょうか。
福田富一知事は2025年2月の県議会代表質問で、①単独棟のオフィスビル②商業系や事業系など多機能の大規模複合施設③スポーツ交流主体とした低容積利用の3つの開発パターンに絞り込んだことを発表しています。
開発されることが決まっているようで数年後には芝生広場はなくなりそうですが、新しいビルが建ってLRTが西側に延び、ますます宇都宮の中心地が盛り上がって活性することにワクワクします。